2010年 09月 06日
フェリーでコルチュラ島へ
ドゥブロヴニクは早々にあとにして、
クロアチア2日目にはさっそくコルチュラ島(Korcula)へ移動することに。
↓ ここ
旅行の計画はたてない方針ながらも、フェリーや船は毎日出ているわけではないので
いろんな船の時刻表だけは夫がナントでしっかりネット情報をメモしてきていた。
そのメモによると、この日の朝はコルチュラ行きのフェリーが7時にある、というので
6時過ぎに起こされ、洗顔と歯磨きだけ急いでして(しかし化粧水つける時間はなかった!顔パリパリ!)
朝ごはんも食べずに、6時20分には急いで宿をでたのである。
またもや夜逃げのように!
宿のおじさんおばさんにさようなら言えなかったな、と思って立ち去り際振り向いたら、
前日は顔を見せなかったおばあちゃんが二階の窓から手を振っていた。
もちろんフェリーの切符もまだ買っていなかったので、
急いでもどうしてもゆっくりな息子と私を残して、夫はひとり小走りで港へ向かう。
しかししばらくすると戻ってきた。
「それらしきフェリー、港にないんだけど。。。
インターネットでみた時間表、間違ってたのかも」などとのたまう。
港にいるおじさんたちにちゃんと聞いたの?聞いてきてよ!
と、動かないくせに口だけはうるさい私に言われて、
みんなお揃いのドゥブロヴニク港のシャツを着たおじさんのひとりに夫が聞いたところによると、
コルチュラ行きのフェリーは、今朝ちゃんとあるという。
しばらくすると、ほんとうにちゃんと、向こうからフェリーがやってくるのが見えた。ほっ!
どうやら7時、というのはフェリーのドゥブロヴニク着の時間で、
コルチュラに向けて再出航するのは8時だったのだ・・・
なんだよー、もっと寝れたじゃないかー!
フェリーはよい。
フェリーはほかのスピード船に比べて時間がかかるけど、外に出れるから大好き。
甲板にはこんなふうに椅子がならべてあったりして、
紫外線が気にならない欧米人たちは、太陽を燦々と浴びながら本を読んだり音楽を聴いたり。
これは出航直後でまだ節度がありますが、しばらくすると椅子を確保できなかった若い女の子たちなどは、
浜辺よろしく甲板にタオルをひいて寝そべり、からだを焼いておりました。
もちろんビキニで。
いい景色だね!というのは夫の弁。
海を見ているんだか女の子を見ているんだか。
私たちのフェリーがドゥブロヴニク港を出る頃には、
こんな巨大な大型客船が港に2隻も!!!
圧巻!!!
息子と「じいじとばあばのマンションよりも大きいねえ!!!」と。
写真では大きさ具合がいまいち伝わらないのが残念だけど。
ドゥブロヴニクからコルチュラへ行く海の行程は、陸をあまり離れない。
フェリーからは常に陸やら島やらの緑が見える。
アドリア海は本当に穏やかで湖のようだった。
フェリーは途中、ムリェット島(Mljet)という、旅の最後に行くことになる島にも寄るのだが、
最初からムリェット島に惹かれていた夫は、フェリーに乗ってもまだ、
ムリェット島で降りることが頭から捨てきれないらしく、どうする?どうする?とひとり悶々としていた。
ただ、ガイドブックによると、宿の少ない(島内にホテルはたったの1件!)ムリェット島に
予約なしで降り立つのは避けたほうがよい、とあったので、コルチュラに行くことにしたのだ。
しかし島半分が自然公園のとても美しいらしいムリェット島をあきらめきれない夫は、
この島からフェリーに乗ってきた乗客に即座に話を聞きに行き、
「観光客も少ないし、宿もたくさんあった」という情報をゲット。
フェリーはまだムリェット島の港を離れていない。
「降りるぞ!!」と無茶なことを言い出す。「無理だよーーー!」と私。
やはり案の定フェリー会社の人にも「もう無理です!」といわれ、
「まだ降りれそうだったのに!」とコルチュラまでずっとぶりぶりしていた。
しかしこの人の旅行に対するどこまでもフレキシブルなスタンスには、
私も理解ある同行者のつもりだったんだけど、ここまでとは!とこの時かなり驚いたのだった。
しかし5歳児にはそんなイザコザ関係なーい。
こんな青い海を目の前にしても、
興味があるのはこの忍者タートルズと白黒恐竜の戦いの行方さ!
タタタタタッ!トゥ!トゥ!ガシーン!ウギャー! (・・・繰り返し)
そうこうしているうちに、フェリー先方には、
目的地であるコルチュラ島のコルチュラの町が見えてきた。
by tchiguma
| 2010-09-06 03:06
| ◎クロアチア
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