ちぐま日記 bis ~フランス・ナントより

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エルドル川沿いを自転車で散歩

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次男君とふたりでの毎朝の散歩。
たいていは歩いて近くの公園へ行きますが、
ときどきは車をだしたりバスに乗っていつもと違う場所へ行きます。
前の記事のボジョワール公園だったり、植物公園だったり、中心街だったり。
そして昨日ははじめて!
自転車のうしろに子どもを乗せてお出かけしました!
長男のときはもっと月齢の小さいときから
自転車の後部に乗せてあちこち行っていたけれど、
二人目は妊娠中も出産後も体力の衰えがひどく、
自分ひとりでの自転車を再開したのも最近のことです。
だいぶ体力も回復してきたので
ようやくようやく、念願の次男君とのサイクリングが実現しました。
向かったのはエルドル川。






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緑のこのこんもり具合はどうだろう。
街からそんなに離れていないのにね。
カモやその他名前を知らない水鳥もたくさん。

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エルドル川には、川を横断する橋(まぁ、普通の橋ですね)のほかに、
川の流れと平行におかれている橋があります
(そういうのってもう「橋」とは呼べないのかも知れないけど)。
というのも数キロにわたる川べりが、
そこに建っているいくつかの家の私有地になってしまっていて、
一般のひとの通行が不可能になっているため。
それで苦肉の策としてこういう川と平行の橋が作られたというわけです。
誰のものでもない、みんなの川なので、
川沿いの自然もみんなが享受できて当然だと思うんだけど、
ほんの一握りのひとの私有地になっているというのは本当に残念。
まぁこういう変わった橋も、川の上を歩くみたいな感じで
ちょっと違う風景が楽しめるので結果オーライなのかもしれないけど。

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エルドル川沿いに建っている家(上下写真)
川に面して水門まである!
そして水門内には自家用船・・・!

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船が来たよ~。
典型的な男の子嗜好で、次男も乗り物大好き。
自動車、バス、自転車にバイクあたりは毎日どこでも見るけれど、
船はなかなか見ないよね。

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エルドル川といえば、学生していた時分には毎日通った場所。
川を渡ったところにある学校に通っていたので、
家からエルドル川までは自転車、そして自転車とともに渡し舟に乗って
およそ1分半のクルージングが私の通学路でした。
(ずいぶん前にブログに書いたこともありました)

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まだ小さくて夜泣きをよくした長男をかかえて学生をしているときは、
精神的にも体力的にもきつくて、ほんとうにしょーーーーっちゅう泣きながら
日々学校に通っていました。
世の大学生(特に日本では)のイメージは時間に余裕のある優雅な身分ですが、
最低でも週30時間以上の授業に、宿題、課題、試験を
それ以外の時間にこなさなければならないハードなコースだったため、
毎日ヘロヘロでした。
子どもはこっちの都合なんてお構いなしだから、
どんなに課題が忙しかろうが試験が差し迫っていようが
ご飯作ってお風呂入れて絵本読んで・・・という家族の時間は動かせないし、
毎夜やっとの思いで子どもを寝付かせてから(1,2時間かかるんだ、これがまた)
宿題・課題をして、夜も2回くらい必ず起こされて熟睡できず、
ああまた起こされたー!とイライラして
そこから寝付けないうちに夜が明けて起きる時間になって、
次の日の朝も子どもを保育所に送っていっては
ダッシュで朝8時からの授業に向かうという・・・
しかも18時くらいまで授業があるんだな・・・
クタクタで帰ったらまた料理・子どものお風呂、寝かしつけのルーティーンですよ。
ああ、ほんと思い出すだけで泣けてくる。。。
学校でも若い子達はものすごく排他的で
30歳の日本人となかよくしてくれる子なんてほとんどいない中毎日毎日過ごしてさ。

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えっと、思い出話の中にずぶずぶと溺れそうになりましたが
辛くてしんどい学校生活だったんだけど、
そんな中、朝夕通るエルドル川にはものすごく癒された、
ということが言いたかったのでした。
ものすごく寝不足でも。
クラスでとてもいやな出来事があっても。
晴れの日でも雨の日でもそれぞれの美しさがあって、
エルドル川沿いの緑の色と匂いに、
どんなにしっちゃかめっちゃかな気分や体調でも、
その瞬間だけは、心おだやかにさせてもらえました。

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一瞬でもリセットできたっていうのは本当に大切だったんじゃないかな。
ふっと心が軽くなる瞬間。
しんどいぜしんどいぜって思っている現実に
頭ごと突っ込んでしまって思い切り狭まった視界でいるときにも、
なんてったってこの雄大さ。
目のまん前までくっついちゃった日々の大変さも
顔からすんなり離してながめることができたんだと思うなー。
ほんと自然のおおきさってありがたい。

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心底イヤだった学校との思い出と密接にからみすぎて、
エルドル川にくるとどうしてもあの日々が鮮明に思い出されて辛かったので
実は学校が終えてからしばらくは足が遠のいたのですが、
またたのしく再会できそうな気がします。
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Commented by femmek at 2013-06-11 16:23
日本の大学とは違ってフランスの大学で勉強するだけでも大変なのにそのうえ、外国で育児とは・・・・・
想像できないくらいハードな毎日だったろうと思います。私の年齢の半分くらいのちぐまさんが、私よりずっとしっかりした大人に思えてきます。
そういう日々を乗り越えられたのはいろんな人の支えもあったでしょうが、やはり‘浪速女のど根性’でしょうか?
Commented by tchiguma at 2013-06-14 04:35
femmekさん
しっかりした大人に思えるだなんてとんでもないです!子どものようにめそめそやってましたよ。長男の夜泣きが続いた年が特別辛かったですねぇ。。。やっぱりちゃんとした睡眠ってすべての基本だな、と。
ははは。浪速女のど根性!いや、私の場合は浪速女の貧乏性ですよ(といったら他の大阪出身の女性に怒られますかね)。「こんなしんどいことをここまでやったのに、やめてしもたらもったいない!」とか「せっかく今までがんばったのに!」というモッタイナイ勘定です。
でも実際のところは夫の応援と励ましあっての学業修了でした。愚痴と泣きを日々うまくなだめすかしつつ常に元気つけてくれたので。夫こそよくがんばったよなぁと思います!
Commented by のりピー at 2013-06-14 16:04 x
はじめまして。
ナントにきて数日がたちました。
今日は最終日でこれからどこを散策しようかとネットをみていましたら、こちらにお邪魔しました。
エンドル川の散策も素敵ですね!
参考になります、ありがとうございましたヽ( '∇^*)ゝ
Commented by tchiguma at 2013-06-15 05:44
のりピーさん
はじめまして。コメントをありがとうございます。ナント旅行はいかがだったでしょうか。このブログが少しでもお役に立てていたら嬉しいです!エルドル川は、日本の都市部にはなかなかない緑の茂り具合で、旅行でナントにいらっしゃる方にもお勧めなのですが、ナントに来る方はスピード滞在の方が多いのでここまで足は向かないようですね。またいつか機会がありましたらぜひ!
by tchiguma | 2013-06-08 04:39 | ナントの公園 | Comments(4)