2015年 08月 25日
ブラチ島スペタル
スプリットに四泊中、スプリットのすぐ向かいにある島、ブラチ島にも足を運んでみました。
朝7時45分のフェリーに乗って、8時半に到着。
スプリットから近いので日帰りで来るスプリット市民や観光客も多いようです。
ほんの1時間弱で観光都市の喧騒を離れてこーんなのんびりした島に来れるのも
ダルマチア地方の魅力に思えます。
ギリシアだと、島と島のあいだの移動もけっこうかかるもんね。
子どもが生まれる前に二人で行ったギリシア旅行では、フェリー6時間の移動とかふつうにしたけれど、
小さな子連れの旅には、こういう手軽に別の島を訪れたりできるのはとてもありがたい。
ビーチといえど石の感じが人口っぽい。
こんな風に地面がごつごつしているので、フランスにいる感覚で普通にビーチタオルひいて横たわると痛いんだ、体が。
みんなヨガマットのようなものとか、布団をたたむように三つ折りにして
持ち運びできる薄いマットレスみたいなものを使っていたし、
その辺の売店にもたくさん売っていたんだけど、
結局クロアチア滞在中は「いててて・・・」と思いながらタオルに横になって過ごしました。
あ、違うわ。
子供の(とくに次男の)面倒見てたら横になってのんびりする瞬間なんてあんまりないもんで
そんなに必要とも思わなかったんだった。
スイムシューズも海沿いにはどのお店でもおいていて
それもフランスのスポーツ店とは天と地の種類の豊富さ(需要と供給!)で
ナントで出発前の忙しい中わざわざ買い走ったのがバカみたいでした。
海に一度入ったが最後、ビーチを引き上げるまでほぼ水から出てこない子どもたち。
長男はもう足の届かないところでもふつうに立ち泳ぎできるし海でも心配ない。
本人もいたって平気。
足の届かないところでふつうに喋れるなんて、私が小さいときはできなかったなぁ。
波があることろではちょっと不安だけど(母が)
クロアチアのこのあたりはフェリーでも通らない限り波もほとんどなく
視界のなかにさえいてくれれば長男はもう海の中にほったらかし。
顔をみずにつければすぐそこに魚が泳いでいるので楽しいらしく、
どこかの海女がのりうつったかのように水にもぐりっぱなしで
ちょっと上がって休憩しなさい、なんて言っても聞きやしない。
困ったのは次男のほうで、こちらも本人はいたって平気で水や海への恐怖心ゼロなんだけど、それが逆に問題!
まだ泳げない次男くんは黄色いスイムベストか、浮き輪をつけて海に浮かぶんだけど、
ふわふわぁ~と行きたいところへ行ってしまうし。
足がつかなくっても全然怖がらずに、ふわふわぁ~と。
あと、海に入るときは基本、突撃型。走っていきます。
これは遊び慣れたベルヌリにいる感覚なんだと思うな。
ベルヌリの海は遠浅でどこまでいっても足がつくので泳げない子どもでも危なくない。
そんないつもの調子でクロアチアでも海へ入ってた次男、
一度、ベストも浮き輪も身に着けるのを忘れてタタタターー!っと走って水へ入っていき、
いきなり水位が深くなったので漫画みたいにブクブク・・・っていいながら沈んでいったという事件が。
あっという間のことで、あ!何にもつけないで海に入っていった!ってこちらが気が付くのと
ブクブクまでわずか数秒の出来事で、タオルの上に座ってた状態から一転、猛ダッシュの親二人。
ああいう瞬間って、あまりにも急ぎたすぎる気持ちに体の機能が追いつかない感じがして
数秒が妙にスローに感じられて不思議ですね。夢の中で走るときに似てるかな。
ブクブクとおぼれている次男を引き上げて、浜でタオルでふいてあげて。
本人、少しの間げっほーげほと咳き込んで、泣き出すかと思ったら、
「ベスト着るの忘れちゃった!」と言ってもう一度タオルで顔をぬぐい
ちゃちゃっとスイムベストを着てまた水のほうへタター!と駆けていったのには呆れました。
こ、懲りてねー!
トラウマにならなかったのはいいけれど、万事この調子なのでみているほうが大変。
スペタルは港もこじんまりしていて、港の周りにレストラン、カフェ、
ジェラート屋さんやお土産屋の並ぶかわいいところでした。
次男がまだまだお昼寝必須の我が家は、日帰りどころか午前中を過ごしただけでスプリットへ戻ることにして
それでもお昼ごはんくらいはスペタルで食べて帰ることに。
しかし小ぎれいなレストランを選ぶとレストランの嫌いな夫がまた反応するはず・・・
そして「やっぱり帰ってから食べよ」とかいうはず・・・
なんかいいところはないかな、と次男とふたり先に偵察に行くと、
ビーチの並びに「これぞ一昔前の海の家!」という全然オシャレじゃないお店を発見。
お店というか、片側はビーチ、もう片側は反対側の道路に開けていて、壁がない。
つまり、だから、簡単な屋根だけの吹きさらしの海の家なんだけど、
シズル感ゼロな料理の写真が大きく載った看板など数か所に立てかけてあって、
飲み物の広告ポスターがべたべた貼ってあるようなところ。
ここなら夫も文句はなかろう、と「いいとこ見つけたよ!」と夫を連れてきたらば「よさそうだね!」と。
私はでかでかと写真にものっていた小魚のフライが食べたかったんだけど、
でもどうも日本人の感覚ではつまみにしか思えない。
ビールもなしに、こればかりをパンと一緒にひたすら食べるのか・・・と考えると
やっぱり無難にマグロのソテーなんぞを選んでしまって、失敗。
いや、いただいたマグロ自体に非があったわけではないけれど、
クロアチア旅行中にまたどこかで食べる機会もあるであろうと思った小魚のフライは、
その後食べる機会はないままフランスに戻ってきてしまいました。
夫の頼んだサーモンのソテーも私のマグロも、ものすごい量で食べきれず。
残すのは好きじゃないのですが・・・無念。
子供たちはハンバーガーを頼んだのだけど、ハンバーガー大好きの長男が
「このお肉味が変」というので「ありゃ、古いお肉でも使っているのかな?」と私も味を見てみたら、
合挽きミンチなのでした、しかも豚のかなり勝った感じの。
フランスは基本的に牛100で豚と牛の合挽きはないもんね。
慣れない味の大きなハンバーガーを、それでも長男完食。
それ自体にはびっくりしなくて、むしろ次男の残りを欲しがらなかったことにびっくりしました。
食べないの!?この食いしん坊が!?
レストランを出て、次のフェリーまで少し時間があったのでお土産やをみたり、
教会のなかを覗いてみたり。
日本と似て、起伏があるので水辺を離れて島の内側へ行こうとするとすぐにのぼり坂になる。
教会へあがる道も長い階段で、次男を片手に、ビーチグッズを入れた大きなカバンをもう片手にして
階段をよいしょよいしょと登っていたら、通りかかった村のおじさんが、
持ってあげるよとカバンを持ってひょいひょいと上まで運んでくれました。
正午をすごると日向では焦げるように暑く、帰りのスペタル港で、
日光のコンクリの跳ね返しを食らいながらフェリーに乗る列を作っているときが、
クロアチアにいた2週間で一番暑かった瞬間かも。
↓これは正午過ぎにレストランから撮った写真なんだけど、
真ん中の人が光りすぎていて何度見ても笑える。
朝7時45分のフェリーに乗って、8時半に到着。
スプリットから近いので日帰りで来るスプリット市民や観光客も多いようです。
ほんの1時間弱で観光都市の喧騒を離れてこーんなのんびりした島に来れるのも
ダルマチア地方の魅力に思えます。
ギリシアだと、島と島のあいだの移動もけっこうかかるもんね。
子どもが生まれる前に二人で行ったギリシア旅行では、フェリー6時間の移動とかふつうにしたけれど、
小さな子連れの旅には、こういう手軽に別の島を訪れたりできるのはとてもありがたい。
ビーチといえど石の感じが人口っぽい。
こんな風に地面がごつごつしているので、フランスにいる感覚で普通にビーチタオルひいて横たわると痛いんだ、体が。
みんなヨガマットのようなものとか、布団をたたむように三つ折りにして
持ち運びできる薄いマットレスみたいなものを使っていたし、
その辺の売店にもたくさん売っていたんだけど、
結局クロアチア滞在中は「いててて・・・」と思いながらタオルに横になって過ごしました。
あ、違うわ。
子供の(とくに次男の)面倒見てたら横になってのんびりする瞬間なんてあんまりないもんで
そんなに必要とも思わなかったんだった。
スイムシューズも海沿いにはどのお店でもおいていて
それもフランスのスポーツ店とは天と地の種類の豊富さ(需要と供給!)で
ナントで出発前の忙しい中わざわざ買い走ったのがバカみたいでした。
海に一度入ったが最後、ビーチを引き上げるまでほぼ水から出てこない子どもたち。
長男はもう足の届かないところでもふつうに立ち泳ぎできるし海でも心配ない。
本人もいたって平気。
足の届かないところでふつうに喋れるなんて、私が小さいときはできなかったなぁ。
波があることろではちょっと不安だけど(母が)
クロアチアのこのあたりはフェリーでも通らない限り波もほとんどなく
視界のなかにさえいてくれれば長男はもう海の中にほったらかし。
顔をみずにつければすぐそこに魚が泳いでいるので楽しいらしく、
どこかの海女がのりうつったかのように水にもぐりっぱなしで
ちょっと上がって休憩しなさい、なんて言っても聞きやしない。
困ったのは次男のほうで、こちらも本人はいたって平気で水や海への恐怖心ゼロなんだけど、それが逆に問題!
まだ泳げない次男くんは黄色いスイムベストか、浮き輪をつけて海に浮かぶんだけど、
ふわふわぁ~と行きたいところへ行ってしまうし。
足がつかなくっても全然怖がらずに、ふわふわぁ~と。
あと、海に入るときは基本、突撃型。走っていきます。
これは遊び慣れたベルヌリにいる感覚なんだと思うな。
ベルヌリの海は遠浅でどこまでいっても足がつくので泳げない子どもでも危なくない。
そんないつもの調子でクロアチアでも海へ入ってた次男、
一度、ベストも浮き輪も身に着けるのを忘れてタタタターー!っと走って水へ入っていき、
いきなり水位が深くなったので漫画みたいにブクブク・・・っていいながら沈んでいったという事件が。
あっという間のことで、あ!何にもつけないで海に入っていった!ってこちらが気が付くのと
ブクブクまでわずか数秒の出来事で、タオルの上に座ってた状態から一転、猛ダッシュの親二人。
ああいう瞬間って、あまりにも急ぎたすぎる気持ちに体の機能が追いつかない感じがして
数秒が妙にスローに感じられて不思議ですね。夢の中で走るときに似てるかな。
ブクブクとおぼれている次男を引き上げて、浜でタオルでふいてあげて。
本人、少しの間げっほーげほと咳き込んで、泣き出すかと思ったら、
「ベスト着るの忘れちゃった!」と言ってもう一度タオルで顔をぬぐい
ちゃちゃっとスイムベストを着てまた水のほうへタター!と駆けていったのには呆れました。
こ、懲りてねー!
トラウマにならなかったのはいいけれど、万事この調子なのでみているほうが大変。
スペタルは港もこじんまりしていて、港の周りにレストラン、カフェ、
ジェラート屋さんやお土産屋の並ぶかわいいところでした。
次男がまだまだお昼寝必須の我が家は、日帰りどころか午前中を過ごしただけでスプリットへ戻ることにして
それでもお昼ごはんくらいはスペタルで食べて帰ることに。
しかし小ぎれいなレストランを選ぶとレストランの嫌いな夫がまた反応するはず・・・
そして「やっぱり帰ってから食べよ」とかいうはず・・・
なんかいいところはないかな、と次男とふたり先に偵察に行くと、
ビーチの並びに「これぞ一昔前の海の家!」という全然オシャレじゃないお店を発見。
お店というか、片側はビーチ、もう片側は反対側の道路に開けていて、壁がない。
つまり、だから、簡単な屋根だけの吹きさらしの海の家なんだけど、
シズル感ゼロな料理の写真が大きく載った看板など数か所に立てかけてあって、
飲み物の広告ポスターがべたべた貼ってあるようなところ。
ここなら夫も文句はなかろう、と「いいとこ見つけたよ!」と夫を連れてきたらば「よさそうだね!」と。
私はでかでかと写真にものっていた小魚のフライが食べたかったんだけど、
でもどうも日本人の感覚ではつまみにしか思えない。
ビールもなしに、こればかりをパンと一緒にひたすら食べるのか・・・と考えると
やっぱり無難にマグロのソテーなんぞを選んでしまって、失敗。
いや、いただいたマグロ自体に非があったわけではないけれど、
クロアチア旅行中にまたどこかで食べる機会もあるであろうと思った小魚のフライは、
その後食べる機会はないままフランスに戻ってきてしまいました。
夫の頼んだサーモンのソテーも私のマグロも、ものすごい量で食べきれず。
残すのは好きじゃないのですが・・・無念。
子供たちはハンバーガーを頼んだのだけど、ハンバーガー大好きの長男が
「このお肉味が変」というので「ありゃ、古いお肉でも使っているのかな?」と私も味を見てみたら、
合挽きミンチなのでした、しかも豚のかなり勝った感じの。
フランスは基本的に牛100で豚と牛の合挽きはないもんね。
慣れない味の大きなハンバーガーを、それでも長男完食。
それ自体にはびっくりしなくて、むしろ次男の残りを欲しがらなかったことにびっくりしました。
食べないの!?この食いしん坊が!?
レストランを出て、次のフェリーまで少し時間があったのでお土産やをみたり、
教会のなかを覗いてみたり。
日本と似て、起伏があるので水辺を離れて島の内側へ行こうとするとすぐにのぼり坂になる。
教会へあがる道も長い階段で、次男を片手に、ビーチグッズを入れた大きなカバンをもう片手にして
階段をよいしょよいしょと登っていたら、通りかかった村のおじさんが、
持ってあげるよとカバンを持ってひょいひょいと上まで運んでくれました。
正午をすごると日向では焦げるように暑く、帰りのスペタル港で、
日光のコンクリの跳ね返しを食らいながらフェリーに乗る列を作っているときが、
クロアチアにいた2週間で一番暑かった瞬間かも。
↓これは正午過ぎにレストランから撮った写真なんだけど、
真ん中の人が光りすぎていて何度見ても笑える。
by tchiguma
| 2015-08-25 03:47
| ◎クロアチア
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