ちぐま日記 bis ~フランス・ナントより

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幼稚園の遠足のつきそい

このブログには「ナント」というキーワードより
「フランスの学校」という検索でたどりついてくださる方がなぜか多く。
なので、去年の6月に次男の幼稚園クラスの遠足のつきそいに行った時の話を今更ながら書いてみようと思います。
長男が幼稚園にはいってからを数えると去年の時点ですでに7年経っていたわけだけど
実はこの次男くんクラスの遠足が初めての付き添い経験で。
はじめての体験に、当日の朝はどきどきしながら次男と一緒に登校したのです。

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年少さん、年中さんの混合クラスで、25人から30人はいないかな、というくらいクラス。
それに付き添う大人は、先生も入れてこの日は7人くらいだったかな。
この日の行き先は、ナント自然史博物館
市バスに乗って向かいます。

しかし遠足の朝でもスムーズに出発できないのがフランス。
遠足いきます、お弁当いります
(フランスでは外で食べるように用意した食事も「ピクニック」と呼びます、ちなみに)
と何週間も前から連絡されているのに、
当日に子どもを連れて登校してきて
「え!今日サイドイッチいるの!?今すぐ買ってきます!!」と
近くのミニスーパーに走るスーツ姿のパパが複数。
出勤の時間は大丈夫なのか?
まぁうちもよそのこと言えませんけどね。
また別の遠足の日の朝にまんまとお弁当忘れた前科有。
その日は夫が次男を園に連れて行って遠足に行く旨を知り
急いで家に戻って即席サンドイッチを作って子どもたちがバスを待つバス停まで走り
ぎりぎりセーフだったんだそうな。

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子どもたちのかわいい手をただムギューッとしていればいいのかと思いきや、
それぞれ大人が5,6人の子どもで構成されたグループの担当を言い渡され、
しかも、ここの展示ブースではこれを使ってこれこれを説明、ここのブースではなになに、と
4段階のミッションを与えられ、大いに焦りました。聞いてないよ!
しかも話きかねーんだ、3歳児4歳児なんて。
一番冷や汗かいたのが、担当の子どもたちがみんなできゃっきゃきゃっきゃと走り出して、
そのうちのひとりが階段から足を踏み外して落ちだしたとき!
数段すべりおちたところで背中の洋服部分をキャッチしてつり上げたんだけど、
おかげで心臓とまるかと思ったよ!アラフォーの腰も痛めたし。
あとで先生に話したら「あー、あの子はなんていうか、どんくさいというより運動機能にたぶん問題があって」。
先に言えよ!そういう大事なことは!!!!
まぁそんな事件もありつつ、博物館でのたった1時間強の任を果たした時点で
幼稚園の先生の日々の肝っ玉とご苦労を思い、両手を合わせました。

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博物館のあとは公園へ移動してお昼ごはん。
日本みたいにきれいなお弁当箱に詰められたバランスのとれた食事を持ってきている子なんて一人もいません。
ま、上にもいったようにそもそもちゃんとサンドイッチ持ってきていたら万々歳。
あと、フランスの遠足での食事に欠かせないものといえばポテトチップス!
小さな個別パックのものを、家から用意してきた子はもちろん、
後発でスーパーに走ったパパも忘れない、それくらいのデフォルト品です。
フランスではポテチはもはや野菜にカウントされているとかいないとか。
それに飲むタイプの林檎のコンポートが遠足デザートの主流かな。
そんなポテチを持ってきていなかったのが、クラスにたった一人。
うちの子です・・・
隣に座った友達がとてもやさしいこで、僕の分けてあげるよーと、一枚二枚でなく、
小さな袋の半分くらいざっくざっくと息子にくれたのはいいのですが、
公園の汚いテーブルのうえに、直ね。
ああう・・・と日本人の母はついつい思ってしまうのですが
フランス社会で生きていくにはこんなところでひるんでいてはいけないのでしょう。
あんまり清潔清潔言っていても、大きくなって次男がこの社会で生きにくくなるだけだし(今の私のように)。
いろんなばい菌を小さいころから取り入れて、フランス流の何かへの耐性ができていくんだわ、きっと。
などなどと考えながら公園のテーブルに直置きされたポテチをむさぼる息子を黙って眺めました。
しかし何たる苦行。

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こどもの数にベンチ数が足りていないので、当然地面に座る子もでてくるけれど、
そこも余裕で地べたですよ。よゆーです。何もひかない。誰も気にしない。

ちなみに6月半ばのこの日はとても暑い日でした。
しかしムスリムの人にとってはラマダンにあたってしまっていて。
付き添いの大人の中にムスリムの人も二人いたんだけど
この暑さのなか子どもたち追い掛け回してしかも水の一滴も飲めないなんて!
見ているほうも辛かった。周りも多少気使うよね。
ま、私は暑すぎて水飲まずにはいられなかったけど。

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そのあとみんなで公園で遊んで、また歩いて、バスに乗って、幼稚園まで戻りました。
公園で遊んでいる間も、付き添いの親と先生たちが
公園のすべての出入り口に一人ずつ、各遊具にも一人ずつ、と自然に役割分担。
帰りのバスでもお疲れの園児たちはちょっとしたバスの揺れにすぐに椅子から落ちそうになるしで
3,4歳児あいてにまったく気が抜けませんでした!!
予想していたより大変だった半日で、私まで次男に負けずぐったりして帰宅した遠足でした。

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by tchiguma | 2016-03-04 07:00 | フランスで育児 | Comments(0)