2016年 03月 06日
水面に映る春 -ナント城横の水面鏡
朝・夕はまだまだ冷えますが、日中の陽射しはかなり春のそれらしくなってきたナントです。
今ナントでは、木蓮、水仙、ミモザなどがとてもきれい。
今日の日曜日は気持ちのいい陽が差すので夫と次男と自転車にまたがり、ナント城のほうへ。
ナントもますます様変わりを続けていて、フェドー界隈も大きな工事の続いているところのひとつ。
そして去年の9月にお城の横にできたのがこれ、水面鏡(miroir d'eau)。
1300平米のひし形チェック模様の水面に、お隣のナント城と空がくっきり映し出されます。
そしてふつうの池と大きく違うのは、水位がたった2㎝しかないということ。
だから水面上を子どもたちがローラーブレードやキックスケーターで走っては喜んでいます。
あと、ばちゃばちゃと水に入っていってズボンのすそがびしょ濡れになってる赤ちゃんとかね。
それを追いかける親のズボンと靴ももれなくびしょびしょになっている光景をみかけます。
ときどき噴水も。
ナント城の横にこういう広々としたスペースを確保するためには
ここに通っていた道路を移動させたりと近年大がかりな工事が続いたのですが、
シンプルでかつ大胆な空間使いの1300平米の水面は、
その甲斐あったと思わせるかなり素晴らしい効果をあげていると私は思います。
はじめて見たときは車で横をとおりかかっただけなんだけど
一瞬見ただけで「わー!なんじゃありゃー!」と思ったもんね。
しかもナントが水の都であったという過去を踏まえているだろうことは明快で、
特にこの辺りはもともとロワール川が流れていたところ。
そこにまたこういう形で水をもどしてきたというのが、うまいなぁと。
あと、この近くに、同じ公園開発プロジェクトの一環だと思われる、
日本人建築家丸山欣也さんによるドラゴンの遊具のある公園がまた最高なので
後日アップしたいと思っています!
by tchiguma
| 2016-03-06 22:53
| ナントの観光スポット
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