ちぐま日記 bis ~フランス・ナントより

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その日 海辺は夏だった / バカンス観

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先週の週末は4連休だったので海へ。
特に木曜日はいきなり夏が到来したかのような暑さで、
浜辺はまさに芋の子を洗う状態。
老若男女、ビキニとかトップレスとか。
待ってましたと言わんばかり。
ていうか、みんなそんなに準備オッケーだったの!?
そんな急な季節転換に、我が家はまず服装が全然ついていけてなかったよ。
子どもにも水着なんか用意してなかったし。
次男は最後には浜辺唯一のふるちんボーイだったよ。
ごめんあそばせ。
まぁでもフランス人は真冬でもコート脱いだら半袖だったりするしな。

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それで次の日の朝、急いで水着を買いに行って
はりきって浜辺へでたらめちゃ寒いんでやんの。
陽はあたたかくても水はまだまだ冷たいし。
連休がすすむにれどんどん寒くなっていって、なんか肩すかし。
子どもら今、がっつり風邪ひいています。

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ところで「4連休だった」って上に書いたけど、
「4連休にした」というのが実は正しい。
火曜日や木曜日が祝日の場合、その前後の月曜や金曜も休みにして連休にしてしまうのがフランス流。
まぁふつうの労働者にとっては、お休みがキラキラと降ってくるわけではなく、
そのときの月曜や金曜は地味に有給をとるだけなんですけどね。

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いやでもフランス人どんだけ休み休み人生過ごしてんの?と思われがちかと思うけれど、
そしてバカンスの長さにかんしてはその通りだとも思うけれど、
実際はね!その他の季節の実際はね!祝日の少なさが悲惨なんです!
いやほんとに少ないんです。
今ググってみたら年に11日だとか。
年に11日ということは均等に配分されているとしてもよくて月に一日、ない月もあるわけで、
しかも現実は均等どころかそのうちの4日もが5月に集中している!
ので次の祝日ははるかかなた・・・というのが5月以外の月のさみしい印象です。
さらに、もし祝日が土日にあたってしまった場合それは不幸以外のなにものでもなくて、
振り替え休日なんて気の利いた制度の存在しないこの国では
その祝日は純粋におじゃんです、おじゃん。
そして悲しいかな2016年。
5月1日のメーデーの祝日も日曜、8日の戦勝記念日も日曜、
パントコットの月曜はなぜか数年前から祝日なのに労働すべし、というおかしなことになっているし、
クリスマスも次の元旦も日曜とくれば、いったいこれなんの罰!?と思わずにいられません。
むかいのデスクの同僚はさらに
「しかも閏年でほかの年より一日多く働いてるし」と。
嘆きどころが細かい!さすがフランス人!
出勤日数かぞえるときの執念に、在仏15年経ってもまだまだびっくりさせられます。

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最近の天気のいい日など、オフィスの窓からどんどんまぶしく明るくなる外を眺めるにつれ、
はぁーやってられん、という空気が会社に充満します。
1月からの激忙しい時期が終わりに差し掛かりつつある今、
今年のバカンスはいつとる?という会話があちこちで繰り広げられています。
またまた向かいの同僚曰く、2週間じゃちゃんと休んだ感が味わえないので
最低連続3週間は休みをとらないと夏休みの意味がないんだそうです。
毎年4週間どーんととる人もたくさんいるからなぁ。
「日本では祝日多いからちょこちょこ休みはあるけどまとめて大きな休みをとるっていうのが難しくて、
うちのお母さんは年に一回連続5.6日の休みをとるのに苦労してたわー」
と言ったら、まさに(言葉がない)という驚きの表情をして無言でした。
彼の理解力を超えたらしい、たぶん。


メリハリの国ってことでどうだろう、これからフランスの理解の仕方は。
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by tchiguma | 2016-05-11 04:07 |  ◎ベルヌリ(Bernerie) | Comments(0)