2008年 08月 26日
ナント島の新スポット バナナ倉庫 -hangar à bananes-
象を眺めたあとはナント島の西端に去年オープンしたバナナ倉庫へ。
ロワール川に面して、カフェやレストラン、展示場、ディスコなどが連なっている。
長さにして150メートル、面積にいたっては8000平米とのこと。
建物はもともと倉庫だったのが改装されたもので、
その名の示すとおり、第二次世界大戦後の倉庫群建設から1970年代までは、
中南米やアフリカから輸入されたバナナを追熟させるための倉庫であったらしい。
ナントの貿易港としての歴史を語る建物を、
つぶしてしまうことなく新しく生まれ変わらせようというという市の試みである。
貨物列車が通ったのであろうレールも残されている。
インテリアデザイン(というくくりでいいのかな?)の展示会をみて・・・
カフェで一杯・・・
対岸に見える丘の上の白い建物はジュール・ヴェルヌ博物館。
バナナ倉庫のオープンから一年。
夜はかなり流行っているようだけれど、ナント市民の反応はさまざまであるよう。
島の最端に位置しているだけに地理的に孤立しているので、
バナナ倉庫に遊びに来たお客さんは倉庫内のみにとどまってしまい、
中心街のカフェやバーの経営者たちはお客さんが流れていってしまったと嘆いているようだし、
「人工的すぎる。市が「こんなの作りましたよ、ここで遊んでください」って言ってるようなもの、不自然だ」という友人もいる。
場所の使い方としては賛否両論であるようですが、
たまに散歩に来る程度の利用者にしてみると、
北を向けばロワール川の向こうにジュール・ヴェルヌ博物館を中心としたchantenay地区が見え、
西にはTrentemoultのカラフルな家々が見えるこの場所は、
地理的にとてもおもしろいと思うし、
こういうところが改めて市民に開放されたのはいいんじゃないかと思う。
hangar à bananesのサイト
by tchiguma
| 2008-08-26 01:28
| ナントの観光スポット
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Comments(2)