2008年 08月 26日
かつての漁師たちの小さなまち トロントムー -Trentemoult-
8月に3歳の誕生日を迎えた息子は幼稚園に入学。
親子なかよく新学期。
自分の学生生活も終わらないのに、息子の教育課程が始まってしまうなんて。
こういう順序でいいんだろうか、人生。
パリからの友達との観光の続きです。
hangar à bananesへ行った翌日は、島の先からロワール川越しに見えたトラントムーへ。
このブログでは「ナントの観光スポット」のカテゴリーに入れてしまったけど
実際はナント市ではなくて、ナントに隣接するルゼ市に属するコミューンです。
ロワール川南に位置する、ガロ・ロマンの時代にすでに港まちとして存在した
そしてそのころはひとつの独立した島だった、古いふるい漁村なのです。
19世紀の初頭までは漁業のみでほぼ島の生計が立てられていたとか。
地図で見ると大西洋まではまだ遠く、ロワールの港と素人目には映りますが、
実はトラントムーは大西洋の潮の満ちひきの影響がロワール川の水位に及ぶ一番遠い地点なんだそうです。
20世紀の後半になって、アーティストなどが多く住むようになり、
こじんまりとした下町的な雰囲気の中にカラフルでそれぞれに個性的な家が並ぶ、
今のようなトラントムーになったんだそう。
小さい路地が入り組んだ村を散策。
のんびり、のびのびと、それぞれの家の主張がうまく調和して、
独特の雰囲気をかもし出しているトラントムー。
土日の午後には小さな広場で楽器の演奏(練習?)をするご近所さん同士に出くわしたことも。
車の通れない小さな道では、道路が子供のお絵かきキャンバス!
ナントのChantenay地区からロワール川をはさんですぐ対岸に見えるものの、
いざ行こうとなると交通の便が悪くやたら時間がかかったのも今は昔。
トラム1番線の通るGare Maritimeとトラントムーを結ぶ船Navibusがロワール川に登場して以来、
アクセスがぐっと簡単になりました。
Gare Maritimeから20分おきに出ている船で、今ではたったの6分でトラントムー到着です。
Navibusはバス・トラムと共通チケットで乗れますよ。
前日訪れたバナナ倉庫の横を通って、
色とりどりに塗られたトラントムーの家々がすぐに見えてきます。
天気はあいにくの曇り模様だったけれど楽しい散歩でした。
私たちはナントのBouffay地区に戻ってガレットの昼食をとったけれど、
Navibus降りてすぐのLa civelleというレストランが人気で
お昼時にはNavibusに乗ってナントからランチに来る人もたくさんいるようです。
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samyao
at 2008-09-14 21:29
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ちぐまさんこんにちは。
トラントムー、オリジナルな雰囲気がとても可愛いですね。
あたいもナビバスで行きましたが昔は大変だったんですね。
トラントムー、オリジナルな雰囲気がとても可愛いですね。
あたいもナビバスで行きましたが昔は大変だったんですね。
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tchiguma at 2008-09-17 21:01
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at 2008-09-19 06:23
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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tchiguma at 2008-09-19 22:51
◎かぎコメント様
メールでお返事しましたのでどうぞご確認ください。
メールでお返事しましたのでどうぞご確認ください。
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at 2008-09-20 00:59
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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tchiguma at 2008-09-20 03:44
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とも
at 2008-09-20 04:09
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tchiguma at 2009-04-19 03:57
Mauriceさん
あ、今年のNHKラジオのフランス語講座はナントが舞台なんですよね!
うちの母が教えてくれました。
トロントムーの風景写真、同じアングルでしたか。
一番最後の写真でしょうか。
こじんまり並ぶ家が遠くから見えて、トロントムーらしく写りますものね(私の写真はあいにくの曇り空ですが・・・)
あ、今年のNHKラジオのフランス語講座はナントが舞台なんですよね!
うちの母が教えてくれました。
トロントムーの風景写真、同じアングルでしたか。
一番最後の写真でしょうか。
こじんまり並ぶ家が遠くから見えて、トロントムーらしく写りますものね(私の写真はあいにくの曇り空ですが・・・)
by tchiguma
| 2008-08-26 06:03
| ナントの観光スポット
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Comments(9)