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ちぐま日記 bis ~フランス・ナントより

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春のオレロン島は素晴らしかった

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3泊4日のオレロン島旅行から戻りました!
私だけでなく夫も初めてだったオレロン島、最高でした。
海と春の光と風と、色とりどりの花・・・
旅行記またアップします!

オレロン島はここです。


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# by tchiguma | 2017-04-16 04:14 | その他のフランスの町(旅行記) | Comments(0)

長男のスペイン土産

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先週の金曜日、長男が無事スペインでの語学旅行から戻りました。
木曜日の夜10時過ぎに夜行バスでバルセロナを出て
(最終日にバレンシアからバルセロナへ移動して一日観光していた)
翌金曜日の昼前にナントに着く予定だったのが、
道中バスが故障するというアクシデントが。
結局バルセロナを出てから24時間近くかかって金曜の夜9時に家に帰ってきました。
夜中にバスの修理を待たされている子どもたちを想像するだけで
胸がいたかったけど、事故とかでなかったのが幸いです!

で、もらったお土産がこれ。
「日本っぽいペンを見つけたからママにはこれ!」と。
バレンシア土産がこけしボールペン・・・
あのさ、お土産ってさ・・・という言いたい気持ちをぐっとこらえる。
嬉しいけどさ。かわいいしね。
後ろは侍ごっこをする兄弟。
兄は下駄をはき、弟ははっぴを着ています。
お祭りかい。

フランスは今週からまた2週間の休みに入っています。
長男の疲れもとれたようだし、明日からオレロン島へいってきまーす。




# by tchiguma | 2017-04-12 04:18 | フランスで育児 | Comments(0)

口笛を吹こう今は4月

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毎日次男と、学校のあとに公園へ寄って帰ります。
子どもたちは出会って数秒ですぐに友達になれる。
でもこの日できた友達の名前は長すぎて覚えられなかったらしい。
また公園で会えたらいいね。
あしたは学校が昼までなので、
サンドイッチを作って学校へお迎えに行って、
お昼ご飯は公園でピクニックの約束。
朝起きた瞬間から夜ベッドに倒れこむまで走り回っていた
仕事を辞めるまでの日々が思い出せないくらい穏やかな毎日です。

口笛を吹こう今は4月、はちなみに
小沢健二の「夢が夢なら」という歌の中の一節で、
こう続きます。

「口笛を吹こう今は4月
 市場を通り目を閉じてみる
 掠める気持ちはツバメのように
 4月の空はダイヤモンド」





# by tchiguma | 2017-04-05 05:10 | 日々あれこれ | Comments(0)

親離れは心配なさそうだが、子離れこそどうか?

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わりとさっぱりした親だと思っていたんですよ、自分で。
平日は夕方6時半ごろに帰ってきて、
ただいまーが聞こえたと思った次の瞬間には自室にバタン!だし、
週末も友達のいえばっかり行ってほとんど家にいないし。
どんどん離れていく長男を、ふーんという感じで眺めているつもりだったのに、
このさみしさはどうか。
昨日の日曜日の夕方、長男が中学校の語学旅行へ出発。
夜行バスに乗ってスペインはバレンシアへ。
それを見送ってきました。
学校までつきそっては来たけど、学校へ着いてしまえばたたーっと
友達のほうへ行ってしまい、さよならすらなし・・・
お母さんさみしいけど、たくましくてそれくらいがいいよ。
たくさんの友達と楽しそうにしている長男が見れて嬉しいです。
さすがにあとから友達のあいだに割り込んでいっていってらっしゃいを言ったけど。
点呼に続いて、一人ずつバスへ乗り込んでいきます。
ぜんぜんこっち見ないけどお母さんはずっと見ていました。
名字のアルファベット順にすすむ点呼、長男は呼ばれるのが最後のほうで、
みんなが乗ったあとでちゃんと友達のそばに座れるだろうかと、
きっと長男は内心心配してるんじゃないかと思ったら私も不安で、
明るい外からは見えにくいバスの中にじっと目を凝らして
ようやく名を呼ばれて乗り込んだ長男の行き先を見つめました。
ちゃんと友達が席をとってくれていたみたい。
まだ発車もしていないバスの中で友達とはしゃいでいる窓際の長男をみて
よかったよかった!よかったね!と涙がでそうになりました。
59人の中学生と6人の先生の乗ったバスは予定より10分遅れて発車。
長距離バスの高い窓からまわりの親たちに元気に手を振って、
子どもたちは5泊(うち2泊は車内泊)のバレンシア旅行へ発ちました。
きっと朝から晩まで友達と一緒の1週間を、めいっぱい楽しんで帰ってくるでしょう。
家族のことなんか、きっと、ちらりとも思い出さないんでしょう。
それが普通だし、それでいい。
ただ心配なのは母親である私自身だ!
長男が家を出る日のことが今から思いやられます。
えーん。



# by tchiguma | 2017-04-04 04:01 | フランスで育児 | Comments(0)

四月は魚が連れてくる

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あっという間に四月!
昨日のエイプリルフール、フランスでももちろん
ウソを言い合って楽しみますが(他愛のないやつね)、
子どもたちのいたずらというか遊びとして、
まわりの人の背中にこっそり魚をくっつける、というのがあります。
でもいたずらを仕掛けていると思っている子どもの背中にも
実は知らないうちに魚が貼られてたりして、
四月一日のフランスの子どもたちはみんな、
しょっちゅう自分の背中に手をやってチェックを怠りません。

そんな昨日、家族よりも遅く起きたら長男の背中に魚が泳いでいたので
お、やっとるな、と思ったのですが(ただし思うだけ。長男に気づかれてはいけない)、
夫を見たらもっと豪快なやつがたくさんぶら下がっていたのでした。
やられても気づかないふりしてあげるのが大人というものです。

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フランス語でエイプリルフールはPoisson d'avril(ポワソン・ダヴリル)、
四月の魚、という意味です。
今まであまり気にも留めなかったけどなんで魚なのかと思って今更調べてみたら、
興味深いことを知りました。
16世紀までフランスでは新年のスタートが今のように1月ではなく、
春スタートだったようなのですね!
おそらく3月末か4月が一年の始まりだった。
元旦は地域によってまちまちだったらしいけど、だいたいそのあたりだった。と。
季節的にも合点いきますよね。
暗く寒い冬が終わって草木の再び芽吹きだす復活の季節を
あたらしい一年の始まりだと古人が考えたというのは至極自然に思えます。
そして新年のあいさつにあたるようなプレゼントを贈りあう習慣が、
この春の時期にあったようなのです。
この習慣は今のクリスマスプレゼントの元の形だといわれています。
キリスト教世界では3月終わりから4月にかけてというのは四旬節にあたり
肉食が禁じられていました。
なので親しい間柄同士で魚を贈りあっていたのが、
今は紙切れの魚になって背中に張り付けあうようになったんじゃないかというのが一説。
ほかには、1564年にシャルル9世が1月1日を一年の始まりとする!と決めたのだけど、
もちろんいつの世にも習慣を変えられない人たちはいるわけで、
これからは1月にされるべき新年の贈り物を、
いつまでも旧式の4月にし続ける人たちがでてきて
そういう人たちを笑いものにしてばかばかしくて嘘くさい贈り物をしたり、
ニセのパーティーの招待状を送ったりしたのだけど、
そのバカバカしい贈り物が生魚だった、という説とか。
あとは、12星座でうお座が冬の最後、つまり一年の最後の星座で、
冬の終わり、春の到来を象徴する生き物だから、とか・・・。

どれもいまいち決定打に欠けるというか信憑性が薄い感じもするんですが、
実際どういう経緯でいまの習慣が生まれたのかよりも、
フランスでだって16世紀まで一年の始まりは春だった、
ということを知ったのは私にとって収穫でした。
日本でも長く新年=新春でしたもんね。
今や世界的にみても学校や会社の新年度が4月始まりというのは珍しくて、
なんで日本だけこんな変な設定なんだろうと思っていたけど、
人間の古来からの感覚に沿えば変でもなんでもなく、
むしろ歴史の中で支持されてきた時間的な長さを思えば残り少ない正統派なのでは!?
などと思いました。

よい新年度をお迎えください!


↓下の写真は、エイプリルフールの日に遊びに来てくれた次男の友達家族が
「今日はありがとう」のSMSとともに送ってくれた写真。
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# by tchiguma | 2017-04-03 05:12 | 日々あれこれ | Comments(0)